2025年9月に開催されたMeta Connect 2025で、新型スマートグラス『Meta Ray-Ban Display』が発表されました。
関連記事:Meta Connect 2025で発表される内容は?判明している情報まとめ
そこで今回の記事では、Meta Ray~Ban Displayの特徴や性能について解説します。
※この記事には、プロモーションが含まれています。
新スマートグラス『Meta Ray-Ban Display』とは?

この新型Ray-Banは、Meta社が発表した新型のスマートグラスです。
右目のレンズにモノキュラー表示が搭載されています。
モノキュラー表示とは、片方(右目側)のレンズだけ映像を映し出す仕組みのことです。
イメージとしては、ドラゴンボールのスカウターみたいな感じです。

実際には、下記のような感じで画面が表示されます。

右目だけに情報が表示されることで、視界の妨げになりにくいのがメリットです。
ただその一方で、長時間の利用に関しては違和感や疲れを感じる恐れがあるのがデメリットとして挙げられます。
次は、Meta Ray-Ban Displayの性能について解説します。
Meta Ray-Ban Displayの性能
今回発表されたMeta Ray-Ban Displayの性能について、下記の表にまとめました。
名称 | Meta Ray-Ban Display |
発売日 | 2025年10月30日(米国) |
価格 | 799ドル(約12万円) |
表示形式 | モノキュラー表示 |
レンズ | Transitionsレンズ |
解像度 | 約600 x 600(ピクセル) |
視野 | 約20° |
カメラ | 12メガピクセル |
プロセッサ | Snapdragon AR1 Gen1 |
操作方法 | 音声コマンド、Neural Band使用 |
バッテリー | 本体:約6時間(最大) ケース収納時:約30時間ほど充電可能 |
URL | https://www.meta.com/jp/ai-glasses/meta-ray-ban-display/ |
このデバイスはMeta AIを搭載しており、下記の機能に対応しています。
まずは、ジェスチャーコントロールについて解説します。
ジェスチャーコントロール

手首に『Meta Neural Band』を装着することによって、下記のことが可能になります。
- レンズに映る画面を操作できる
- カメラの写真撮影が可能になる
つまり、Ray-Banのコントローラ的な役割を果たしてくれるのです。
メッセージをスワイプ操作で送信

Ray-Banに搭載されているメッセージアプリでは、下記の画像のように、メッセージをスワイプで送ることができます。


写真が簡単に撮影できる

このような指の動きだけで、下記の画面みたいに写真撮影ができます。

まるで、スクショを撮っているような感覚になる画面ですね!
Meta AI搭載で色んな対応が可能

Meta AIを搭載しているため、話しかけるだけで視覚的に分かる色んな対応をしてくれます。
下記の画像は、「富士山はどこにあるの?」とMeta AIに聞いた時に表示される答えです。

また場所を聞いた時に、下記のこともできるようになります。
目的地の検索・道案内

スマホでGoogle Mapを使うように、Ray-Banでも目的地の検索や道案内が可能です。
通話機能

Ray-Banでも通話可能です。
現在のところは、スマートウォッチみたいにスマホとペアリングして回線を経由する形になります。
将来的にLINEみたいにメッセージアプリを入れるのか、通信会社と契約して番号が割り振られるのか。
スマートグラスは、スマホの次のデバイスになる可能性が非常に高いことが分かります。
音楽鑑賞

Ray-Banでも、音楽が聴けるようになります。
ただ音量を上げると、音漏れしやすいので注意が必要です。
翻訳機能

Meta Connect 2025でも発表があったように、Ray-Banでは会話の内容をリアルタイムで翻訳してくれます。
実際にレンズに表示されている翻訳後の文章を見ながら会話できるため、海外の人と話すときはトランスレーターを雇う必要がありません。
次は、Meta Ray-Ban Displayのよくある質問を紹介します。
Meta Ray-Ban Displayのよくある質問
Meta Ray-Ban Displayに関するよくある質問を、下記にまとめました。
まずは、Ray-Banのサイズについて解説します。
Ray-Banのサイズは?
Ray-Banのサイズは、スタンダードとラージのみです。
下記のサイズ感になっています。
サイズ | スタンダード | ラージ |
---|---|---|
レンズ幅 | 約50mm〜52mm | 約54mm |
ブリッジ幅 | 約20mm | 約20mm |
テンプルの長さ | 約150mm | 約150mm〜155mm |
重さ | 約69g | 約70g |
※Ray-Ban Wayfarerのサイズを引用
日本人の顔にフィットしやすいサイズは、スタンダードです。
その一方で、海外の大きいサイズのサングラスやメガネを装着している方には、ラージサイズがしっくりくる可能性があります。
次は、Meta Neural Bandのサイズを説明します。
Meta Neural Bandのサイズは?
Meta Neural Bandのサイズは、Small / Medium / Largeの3つです。
バンドのサイズは、Apple Watchとほぼ似ています。
そのため、日頃からApple Watchを使用している方は、そのサイズを参考にするといいですよ。
次は、度付きレンズに対応しているのか解説します。
度付きレンズに対応していますか?
度数は、-4.0から+4.0に対応しています。
Ray-Ban購入時に、公式サイトで度数を選べますよ。
日本ではいつ発売ですか?
今のところ発表されていないため、分かりません。
2025年10月31日にアメリカで発売された後は、2026年初頭にカナダ・フランス・イタリア・イギリスでの販売が予定されています。
また日本では、下記の理由からRay-Banの国内購入ができないと言われています。
- 通信・電波関連の規制によるもの
- 電気用品安全法の規制によるもの
- スマートグラスのカメラによるプライバシー問題によるもの
- 価格やマーケット戦略など、大人の事情によるもの
ただMeta社がRay-Banの発売国を少しずつ拡げていって、アジア圏内をターゲットに見据えていったとき、日本もその対象になる可能性があります。
またiPhoneが日本に入ってきたときみたいに、ソフトバンクのような大手企業がRay-Banに目を付けさえすれば、日本でもすぐにRay-Banが購入できるようになるかもしれません。
次は、この記事のまとめです。
まとめ

名称 | Meta Ray-Ban Display |
発売日 | 2025年10月30日(米国) |
価格 | 799ドル(約12万円) |
表示形式 | モノキュラー表示 |
レンズ | Transitionsレンズ |
解像度 | 約600 x 600(ピクセル) |
視野 | 約20° |
カメラ | 12メガピクセル |
プロセッサ | Snapdragon AR1 Gen1 |
操作方法 | 音声コマンド、Neural Band使用 |
バッテリー | 本体:約6時間(最大) ケース収納時:約30時間ほど充電可能 |
URL | https://www.meta.com/jp/ai-glasses/meta-ray-ban-display/ |
Meta社が発表した新型スマートグラス『Ray-Ban Display』の特徴は、右目にスクリーン表示ができることです。
メッセージ送信・写真撮影・音楽鑑賞・目的地までのルート検索など、このスマートグラス1つでできるようになります。
10月30日にアメリカで発売した後は、2026年初頭にカナダ・フランス・イタリア・イギリスで国際展開の予定が発表されていますが、日本ではいつ発売するのか分かりません。
それに加えて、法律上やプライバシーの観点からRay-Banが解禁されるのは、もう少し先のことになりそうです。
なので、今はMeta Quest 3Sで遊びながら、Ray-Banのことを気長に待つのがいいかもしれません。
【PR】
コメント
MetaのRay-Ban Display、早く日本で発売してほしい。