先日、コナミが『TOKYO GAME SHOW 2023』でブロックチェーンゲーム「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「Resella(リセラ)」を発表しました。
そこで、気になるのが「近い将来、遊戯王をNFTとして出すのかどうか?」ですよね。
今回の記事では、遊戯王とNFT(非代替トークン)について詳しく解説していきます。
Resella(リセラ)とは?
Resella(リセラ)は、NFT化したゲーム内のアイテムやキャラクターを売買できるマーケットプレイスのことです。
ガス代(手数料)なしで、日本円で売買できる仕組みになっています。
MetaMask等のウォレットを管理する必要がないので、NFTを初めて買う人にとってハードルが低いマーケットプレイスと言えるでしょう。
参照元:https://www.konami.com/games/corporate/ja/news/topics/20230921n/
次は、NFTについて説明します。
NFT(非代替トークン)とは?
NFTとは、ブロックチェーン技術を用いたデジタルデータの所有権を証明するトークンのことです。
デジタルアート・音楽・ゲームのアイテムやアバターなどを、自分の資産として所有することができます。
これを現実の世界に例えると、それこそ遊戯王カードが当てはまるでしょう。
例えば、遊戯王カードの中には、入手難易度やレアリティによって、カードにリアルマネーの価格が付きます。
その中でも、一番高い価格が付いているのは、ステンレス製『カオス・ソルジャー』です。
約10億円ほどの価値があると言われています。
NFTに関する詳細は、別記事でも詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。
『遊戯王』とは?
遊戯王とは、1996年~2004年に週刊少年ジャンプに連載された漫画のことです。
その作中で登場した「マジック&ウィザーズ」というカードゲームが人気になりました。
そのカードの名称がアニメでは『デュエルモンスターズ』として登場し、25年以上の人気を誇る巨大コンテンツになったのです。
遊戯王 デュエルモンスターズ | https://www.yugioh-card.com/japan/ |
遊戯王 オフィシャルサイト | https://yu-gi-oh.jp/ |
次は、遊戯王カードはNFT化するのかについて説明します。
遊戯王カードはNFT化するのか?
遊戯王がNFT化すれば、遊戯王のTCGコンテンツに新たな風を吹き込む可能性があります。
なぜなら、遊戯王は長い歴史と多くのファンを持つTCGであり、そのカードは数多くのプレイヤーにとって宝物となっています。
上述のように、NFTは「自分の所有権を主張できるデジタルコンテンツ」です。
遊戯王カードがNFT化すれば、また遊戯王界隈が盛り上がるでしょう。
遊戯王カードがNFT化した時の魅力
遊戯王カードがNFT化した時の魅力は、他のプレイヤーとのバトルやトレードする楽しさを味わえることです。
また、ブロックチェーンの技術により、デジタル上での収集が可能になるので、カードの売買も、リアル遊戯王カードと同じように楽しめます。
また、遊戯王カードをNFT化することで、そのNFTを持ってる人限定のイベントやトーナメントの参加券になる可能性が高いです。
また、そのNFTを持っていれば、リアルの遊戯王カード同様にプレミアが出るかもしれません。
非公式の遊戯王カードNFTを販売しているマーケットプレイスがある
現在、非公式の遊戯王カードは以下のマーケットプレイスでNFT化されて、販売されています。
OpenSea
OpenSeaは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
NFT界隈では有名な『Bored Ape Yacht Club』等のNFTを、イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)で買うことができます。
海馬瀬人の愛用カード『青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)』のNFTカードが、0.0006ETH~0.03ETH(約7000円)で売られていました。
遊戯王カード名 | 価格 |
---|---|
ブルーアイズホワイトドラゴン | 0.03ETH(約7000円) |
ブルーアイズトゥーンドラゴン | 0.03ETH(約7000円) |
レッドアイズブラックドラゴン | 0.029ETH(約6800円) |
デーモンの召喚 | 0.004ETH(約930円) |
Courtyard
Courtyardは、ポケモンカードやスポーツ系のトレーディングカードのNFTカードを取り扱っているマーケットプレイスです。
そのマーケットプレイスでも、遊戯王カードのNFTを取り扱っています。
しかし、現在のところ『封印されしエクゾディア』や『ハーピィの羽根帚』などのNFTカードを売っていたページはありましたが、今はどのカードも販売していないようです。
次は、遊戯王カードNFT化の投機リスクについて紹介します。
遊戯王カードNFT化の投機リスクについて
遊戯王カードがNFT化した時に考えられるのは、投機目的で集めようとする人の存在です。
投機を考えている人にとって、注意すべきポイントがあります。
まず、NFT市場は非常に変動的です。
価格が急激に上がったり下がったりすることがあります。
したがって、投資を検討する前に市場トレンドやリスクを十分に理解することが重要です。
コナミ側も非公式の遊戯王カードのNFTについて、以下のような声明を出しています。
遊戯王カードゲーム関連商品の権利侵害品に関して
平素より遊戯王カードゲームをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。遊戯王カードゲーム関連商品の権利侵害品に関する注意喚起を行ってきたところですが、当社に無断で遊戯王カードゲームの画像を使用し、NFTアートとして販売する例も発見されるようになりました。また、弊社公式ホームページ・カードデータベースの画像の無断転載等の著作権侵害行為も確認されています。
このような行為は法律で禁止されており、処罰の対象となります。
コピー品であると知って購入する行為も、絶対におやめください。
従前からの注意喚起のとおり、弊社はコピー品の購入によって生じた不利益、損害等につきましては、責任を負いかねます。
引用元:https://www.yugioh-card.com/japan/notice/information/?46
このことから、非公式にNFT化された遊戯王カードに対して「法律違反だから辞めてほしい」と強く注意していることが分かります。
遊戯王のNFTが公式でない場合、詐欺や偽物のNFTに注意する必要があります。
まとめ
遊戯王のNFT化は、ブロックチェーンゲームの新しい可能性を秘めています。
しかし、NFTを売買する際は、慎重な調査とリサーチが必要です。
また、投資を検討する際にはリスクを理解することが大切です。
信頼性のあるソースからNFTを入手することが大切になってきます。
将来的には、遊戯王のNFTがファンやコレクターにとって魅力的な選択肢となることを期待しましょう。
※NFT等の購入や売買には、リスクがあります。
あくまで当サイトでは、情報の提供がメインで、取引を推奨するものではありません。
NFTや仮想通貨の売買は、専門家にアドバイスを聞いたうえで、自己責任で行うようお願いいたします。