スマートフォンが2010年代に普及し始めてから、15年以上経ちました。
ガラケーの時代が2000年代〜2010年頃までだったので、時代の流れに敏感な人にとっては、次のデバイスが気になっていることでしょう。
そこで今回の記事では、スマホの次のデバイスについて解説し、実用化の現状や課題についても触れていきます。
スマホの次のデバイスは？
ARグラス（スマートグラス）
AR（拡張現実）技術を活用したスマートグラスは、次世代の主要デバイスとして注目されています。「Apple Vision Pro」や「Meta Quest」シリーズなどが市場に登場し、リアルな映像とデジタル情報を融合させる体験が可能になりました。
スマホが情報を「見る」ためのデバイスだったのに対し、ARグラスは情報を「体験」するものへと進化しています。例えば、地図アプリを開かなくても目の前にナビゲーションが表示されたり、買い物の際に商品の情報が自動でポップアップしたりと、より直感的な操作が実現します。
現状と課題
現在のスマートグラスは、高価格やバッテリー持続時間の問題、視野角の制限といった課題があります。一般普及にはもう少し時間がかかるものの、数年後にはスマホに代わるデバイスとしての地位を確立する可能性があります。
脳埋め込み型デバイス
スマートフォンの進化形として、脳と直接リンクするデバイスの研究も進んでいます。特に、イーロン・マスク率いる「Neuralink」は、脳内チップを通じてデバイスと接続し、思考だけで操作できる未来を目指しています。
この技術が実現すれば、スマホのような物理的なデバイスは不要になり、考えるだけで通話やメッセージ送信が可能になります。例えば、「今日の予定は？」と考えるだけで、スケジュールが脳内に浮かび上がる未来が来るかもしれません。
現状と課題
脳埋め込み型デバイスには、倫理的な問題やプライバシーリスクが伴います。脳のデータがハッキングされる危険性や、誰がこの技術を管理するのかといった課題が残っています。実用化はまだ先の話ですが、もし実現すれば、スマホを超える革新となることは間違いありません。
ウェアラブルAI
スマホの次のデバイスとして、AIを活用したウェアラブルデバイスも注目されています。例えば、AIアシスタントが搭載された「Ai Pin」のようなデバイスは、スクリーンを持たずに音声やプロジェクションで情報を提供する新しい形のガジェットです。
ウェアラブルAIの強みは、ユーザーの行動を学習し、必要な情報を先回りして提供できる点です。例えば、外出時に「傘を持っていったほうがいいよ」と通知したり、会話中に自動で翻訳を行ったりと、スマホ以上にパーソナルなアシスタントとなる可能性を秘めています。
現状と課題
ウェアラブルAIはすでに一部の製品が市場に登場しており、進化を続けています。しかし、精度向上やバッテリー持続時間の改善が必要です。また、ユーザーのプライバシーをどう守るかも重要な課題となっています。
まとめ
スマホの次のデバイスとして、ARグラス、脳埋め込み型デバイス、ウェアラブルAIが挙げられます。それぞれに課題はあるものの、スマートフォンに依存しない未来のライフスタイルが着実に近づいています。
今、私たちがスマホを毎日使うのが当たり前になっているように、10年後には新しいデバイスが主流になっているかもしれません。技術の進化を追いかけながら、自分に最適な未来のデバイスを選ぶ準備をしておきましょう！