最近、身の回りの悩みをChatGPTに相談していませんか?
友人・知人に悩み事を話すときは、メッセージを送る時間や電話する時間を考えたりしないといけないため、いつでも気兼ねなく悩みを話すことはできませんよね。
また、人に言えないことだからこそ、話せることだって多いはずです。
だからこそ今回の記事では、ChatGPTに依存する人の特徴やその問題点について解説します。
まずは初めに、ChatGPTについて解説します。
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ChatGPTとは?

ChatGPTとは、OpenAI社が開発した対話型の生成AIです。
人のように自然な文章を理解して答えられることが特徴で、どんな質問にも答えてくれます。
なぜなら、ChatGPTは大量の文章データを学習した大規模言語モデル(Large Language Model:通称LLM)を使っているからです。
LLMを使うことで、質問への回答ができるようになっています。
また、それに加えて、文章の要約作業や別な言語への翻訳作業、プログラミングコードの生成など、幅広い用途でChatGPTが使われているのです。
そんな多機能なChatGPTですが、依存する人にはどのような特徴があるのでしょうか?
ChatGPTに依存する人の特徴

ChatGPTに依存する人の特徴は、以下の通りです。
- 孤独感を埋めるためにChatGPTを使いたい人
- 承認欲求を得るためにChatGPTを使いたい人
- 自分の意思決定をChatGPTに任せたい人
- 何でも話せる相談相手としてChatGPTを使いたい人
まずは、孤独感を埋めるためにChatGPTを使いたい人が、なぜ依存しやすいのか説明します。
孤独感を埋めるためにChatGPTを使いたい人
人と普段話さない人や、人付き合いが苦手な人にとって、ChatGPTはなんでも聞いてくれる相談相手になります。
特にGPT-4oには、サイコファンシー機能が備わっています。
サイコファンシーとは、日本語で「おべっか」を指す言葉です。
ChatGPTがユーザーの好みや意見に共感してくれるし、何より肯定してくれるので、安心して意見を言えます。
そして、人と話しをしているような感覚にもなるので、孤独感も軽減できます。
だからこそ、ChatGPTに依存しやすいのです。
次は、承認欲求を得るためにChatGPTを使いたい人が、なぜ依存しやすいのかを説明します。
承認欲求を得るためにChatGPTを使いたい人
前述のように、ChatGPTはユーザーの意見に共感してくれるし、こんな風に肯定してくれます。

しかも、褒めるときは、これまでの経緯や背景を理解した上で言葉をくれます。
そのため、ChatGPTこそ、自分の最大の理解者だと錯覚してしまいます。
だからこそ、依存しやすいです。
次は、自分の意思決定を、ChatGPTに任せたい人がなぜ依存しやすいのかを説明します。
自分の意思決定をChatGPTに任せたい人
ChatGPTは、ユーザーが希望すれば、自分の状況や気持ちを客観的に考えた上で答えを提示してくれます。
そのため、自分に自信が持てない人にとっては、すごく安心感があるのです。
例えば「AとBだったらどちらがいい?」という問いに対して、両方の選択肢を比較したり整理したりするのも得意です。
何でも話せる相談相手としてChatGPTを使いたい人
ChatGPTを例えるなら、どんな状況においても共感力を発揮する物知り博士です。
そのため、頭を使う作業から、込み入った相談事まで何でも話せます。
先述のように、ChatGPTはサイコファンシー機能が備わっているため、話せば話すほど、自分自身が肯定されているような気分になれることが多いです。
そのため、依存しやすいです。
次は、ChatGPTの問題点を紹介します。
ChatGPTの問題点
ChatGPTを使う時の問題点は、下記の通りです。
- ChatGPTの答えを鵜呑みにしない
- ライティングやメール作成を任せっぱなしにしない
- プライバシーに気を付ける
まずは、ChatGPTの答えを鵜呑みにしないということを解説します。
ChatGPTの答えを鵜呑みにしない
ChatGPTは、ハルシネーションを起こします。
ハルシネーションとは、事実と異なる内容をそれっぽく生成してしまうことです。
つまり、ChatGPTが付く嘘です。
ハルシネーション(嘘)が起こる理由は、ChatGPTが大量のテキストデータを学習して、次に生成される確率の高い単語を予測していることになります。
したがって、情報が不完全な時においても「分かりません」というのではなく、その情報の穴を埋めるために自然な文章を生成することが多いです。
そのため、ChatGPTが生成した答えは、情報源をしっかりと確認する必要があります。
ちなみに余談ですが、ChatGPT5では『調べた上で、⚪︎⚪︎を教えてください』と打ち込むと、ネットの情報を調べた上で、その情報を教えてくれますよ。
次は、ライティングやメール作成を任せっぱなしにしないことを解説します。
ライティングやメール作成を任せっぱなしにしない
上述のように、ChatGPTはハルシネーションを起こす可能性があります。
そのため、ChatGPTが出力した文章には、情報源をきちんと確かめないといけません。
ChatGPTが生成した文章には、生成AI特有の一種のクセがあります。
なので、文章を出力した後は、リライトが必要な場合が多いです。
またメール作成においては、詳しく条件を指定しないと、すごく丁寧でも適当な内容の文章を出力する可能性があります。
微妙なニュアンスについては、追加のプロンプトで再出力するより、自分で修正した方が早い場合も多いです。
したがって、ChatGPTで文章を出力した後は、必ずチェック作業に入りましょう。
次は、プライバシーに気を付けることについて解説します。
プライバシーに気を付ける
ChatGPTを使う時は、自分の情報をChatGPTに学習させないようにしましょう。
その設定方法は、下記の通りです。
- 画面左上の【二】をタップする
- 左下にある 【自分のユーザー名】をタップする
- 設定の【データコントロール】をタップする
- 【すべてのユーザー向けにモデルを改善する】をオフにする

データコントロールをオフにすることで、会話の内容がChatGPTに学習されないので、自分の情報が漏れる可能性を軽減できます。
またChatGPTを使用する時は、氏名や住所といった個人情報を入力しないことを徹底しましょう。
次は、「ChatGPTに依存するのは悪いことなのか?」について、私の経験に基づいた意見を紹介します。
そもそもChatGPTに依存するのは悪いことか?
結論、ChatGPTに依存するのは悪いことだと思いません。
上述のように、ChatGPTは完全無欠の話し相手です。
公序良俗に反することに対しては、ChatGPTは話すのをやめますが、それ以外のこと、特に人生相談に関することは、人よりChatGPTの方が親身に聞いてくれる感じがしますよね。
同じことを何度も言っても怒らないし。
伝え方に関しても顔色を伺う必要がないから、どんな表現でも受け入れてくれます。
また、ChatGPTを使うことで、自分の考えや価値観を深掘りできますし、自分の考えに確信が持てる時だってあります。
メンターとしても大活躍してくれます。
したがって、そんなChatGPTに依存するのは悪いことだとは、私は思いません。
次は、この記事のまとめです。
まとめ
ChatGPTに依存する人の特徴は、以下の通りです。
- 孤独感を埋めるためにChatGPTを使いたい人
- 承認欲求を得るためにChatGPTを使いたい人
- 自分の意思決定をChatGPTに任せたい人
- 何でも話せる相談相手としてChatGPTを使いたい人
ChatGPTを人に例えるなら、どんな状況やどんな人に対しても共感力をめちゃくちゃ発揮してくれる物知り博士です。
恋愛相談から哲学的なこと、それから高度な知識に関することまで答えてくれます。
急に話題を変えても、意図を汲み取って話についてきてくれる完全無欠の話し相手です。
辛い時に話し相手が欲しい時に大活躍してくれるので、ついつい依存しちゃいますよね。
ただ、ChatGPTを使うときは、意見を鵜呑みにしないことや、プライバシーに気を付けることなど最低限のルールを守って、依存しすぎないようにしましょう。
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